2009年2月6日金曜日

あーっ!、いいこと気がついた。


お正月のんびりお休みしてちょっと気が抜けていたのもつかの間、なんだかがんばらなきゃーと根拠なき焦りを感じていた今日この頃でしたが、昨日よいヒントが。
お店に「ALCATROCK」という代官山のビンテージショップのカードが置いてあるのですが、それを見つけたお客様が「うわーこのカードのデザインすごくいいなあー!」としきりと感心しており「この洋服の品質表示みたいのが付いてることで一目で洋服屋さんのカードだってわかもんね。こういうのが気の利いたデザインだよな~」って。
ええっと、当たり前の意見過ぎると思うかもしれないですよね。お花屋さんのカードにお花の写真が付いてたり、食べ物屋さんにお料理の写真が付いてたり食器のシルエットが描いてあったり。でも私そういうの全然してなかったなあってふと気がついたんです。もともと飲食畑の人間じゃなくて、「お店やろっかなあ」って思って始めたので、「飲食店らしくする」って発想が足りてなかったかもしれない。なまじインテリアやデザインが好きなので「かっこよくしよう」「自分らしくしよう」ってばかり考えていた。それが独りよがりな気がして今度は「みんなが入りやすいお店」「明るい感じのお店」みたいに考えて改装したりメニューを増やしたり、でもそれも私の独りよがりなのかもなんて最近また悩みだしたりして。自分の内側ばかり見つめてなんだかおかしくなってるなあって。
それで最近、よそのお店でいいなあって思うお店にお客さんで行って、お客さんとしてこのお店は何でいいのかなあって考えたりしてたんです。私悩み性だから(苦笑)。で、いろいろ思うことあったんだけどうまく言葉に出来なくて、なんだろ、なんだろって考えてたらその「らしくする」ってのがキーワードなんじゃないかなって思ったんです。「美味しそうな食べ物がありそうなお店」「洒落てて居心地のよさそうなお店」「キチントした接客してくれそうなお店」らしくするってことかなって。
私が思うオシャレな人って高い服や流行の服を着てる人じゃなくってその人の価値観やライフスタイルが伝わってくるような格好をしてる人なんですよ。この人はこんな音楽好きかな?お仕事はこんなお仕事かな?ってそれらしいファッションをしてる人が好き。「こんな格好してるけど実はお堅い仕事なんです」ってやけにダメージのはいったジーンズの人とか、フリーターなのにスーツ着てる人とかで自分がオシャレなのを自慢している人が時々いるけど、自分の生業を、人生を愛してないのかなって思えちゃってかっこ悪いですよね。
よそのお店でもすごくオシャレな内装のお店だけど全然お客さん入っていないところがあって、なんでかなあ自分もあんまり行く気がしないけど何でかなあって考えてたんだけどみんなそういう風に感じ始めてんのかも。「オシャレなカフェに行ってカプチーノ飲んでる私」の写真を取り合う女の子達ってのももうめっきりいなくなっちゃったし。頭でっかちに自分をよく見せようとするより素直で自分らしい人が素敵だしね。
あーなんかよくなる方向性が見えてきた感じがするよ!今ちょうどお店の印刷物やらがなくなってきて作り直さなきゃいけない時期でメニューやらナンやらも作り直してるところだったんで方向性が決まるのは嬉しいな。プチ改装も計画中ですし。
しかし名前を出してしまいましたがALCATROCKさんはまだ行った事がないのです。来ていただいたことはあるのですが。ごめんなさーい。近々寄ってみます。まだ20歳くらいの可愛らしいカップルがやってるお店なんですよ~。カッコイイお店だって評判です。日本の若者も捨てたもんじゃないねえ。

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