2011年8月28日日曜日

たくさん出会えば、たくさん別れる

お店で出しているハンバーグのひき肉は、面倒くさいけれどちょっと遠くのお肉屋さんまで買いに行っています。昔その近くに住んでいてみつけたお肉屋さんなのですが、試しに他のお店のひき肉で作ると味が落ちるので、引っ越した今でもわざわざ通っているのです。
本日4日ぶりくらいにお肉を買いに行くと
「おねえさんに言わなきゃ行けないことがあるのよ。今日でお店閉めるの」
「ええっ?!」
「10月くらいまではやれると思ったんだけどねえ・・・」
4日前は何も言っていなかったし、終りがけに行ったのにまだ商品も残っているけど売り切りセールをやる気配もないし、何か訳ありなんじゃないかと理由を聞いてみましたが、なんとなくはぐらかされたのでそれ以上聞けませんでした。
他の肉を使うと味が変わってしまうことはお店の方もわかっているので
「ごめんね。これあげるから小分けにして冷凍にしといて少しずつ混ぜてしばらく使って。」
と牛挽肉だけ大きな袋に入れてくださいました。
よくしていただいていましたが、お友達というわけではないので
「ありがとうございました。お元気で。」
という以外の別れの言葉も見当たらず、やるせない気持ちでお店に戻りました。
ここ数年急にお葬式や別れがたくさんあり、「なんでなんだろう?」と思っていましたが、それだけたくさんの人に関わって生きているということなんだなあと当たり前のことに気づきました。別れて寂しいと思う人がたくさんいる日常に感謝してまた新しく人と出会いたいです。

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