2011年11月10日木曜日

大島弓子先生のこと

遅ればせながら『グーグーだって猫である』の最終巻の6巻が出たので読みまして、大島先生がお元気であることを喜ばしく思い、グーグー(大島先生のおうちの猫)が亡くなったことにしんみりいたしました。

はい、漫画家に「先生」をつけずにはいられない重症のファンなのであります。近頃はほのぼのエッセイ漫画ばかりなので、なかなか新規のファンの方には入れない世界かと思われますが、私が中高生の頃の先生の漫画は、それはもう冴え渡っておりました。少女であるということの危うさと頑なさ、最後に感じるほのかな希望に胸を打たれ、眠れない夜にベッドの中で何度も何度も読みました。
大人になっても、男性でも、自分の中にある「少女的な何か」が反応する人が、先生の熱狂的なファンになってしまうのでしょうね。

もしこれから読まれる方は80年代の作品からさかのぼって読んで、ファンになってから現在のエッセイ漫画を読まれると、もう元気に生活してくださってるというだけで感激なわけです。ややおたく気味ですいません。

私の母と同い年の大島先生、どうかいつまでもお元気で。静かな生活を好み、滅多に人前に出られないという先生の生活の邪魔をしない形で、いつかお会いできる日を夢見ております。
(写真は大島先生が大好きで、昔の漫画に良くモチーフとして登場した往年のデヴィッド・ボウイさまです)

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